2012年1月4日水曜日

{r}evolution apparelの試み

他国への影響の大きいアメリカの消費習慣を変えれば、世界を変えられる。洋服のデザイン、製造、消費のされ方を変えること。綿に用いる殺虫剤、環境を汚染する着色料、低賃金労働者、使い捨ての洋服に対抗するために、サステナブルな洋服をデザインする。シンプルで着回しのきく(15通りの着方ができる)、アメリカ産で、100%リサイクル繊維の洋服。

誰が何と言おうと、アメリカはアナルコ消費社会である。モノを買いまくり、肉を食べまくり、ジムで運動してカロリー消費して、働いて食べてネットで消費する・・・というステレオタイプはある。わたしの知っているアメリカ人はもっと穏やかであるが、サブプライム問題が起きた背景を考えると、やはりこうした文化は存在している。

エコやサステナビリティをテーマにしたアパレルは幾つかは知っている。パタゴニアやマザーハウスなどは、近い哲学に沿ったものづくりをしている事例だろう。この人達の場合、そこからもう一歩踏み込んで、消費者の購買行動を変えることを射程に入れている点が面白い。企業としてのあり方、デザインにも時代性が現れているなと思う。

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