2012年7月30日月曜日

FUJI ROCK FESTIVAL 2012 参戦記

フジロックフェスティバルに行ってきたので、その記録です。出発してからチケットを忘れているのに気付いて一度家に引き返したり、サングラスが壊れるなど小トラブルが続きましたが、どうにか無事に乗り切りました。

暑いのがずっと苦手だったのに、今回参加したのはとにかく復活したストーン・ローゼズを観るため。全てはこの一点です。今回ローゼズを見られなかったら一生後悔すると思ったから。

ゲートにて
歩くよ歩くよ

色んな人が足を休めている川。水が冷たくて超気持ちよかった
グリーンステージ。このときはOWL CITY
入場に時間がかかったせいで、お目当てにしていたMouse on the keysは見逃してしまいました。一緒に行った友人が、まずはJah Wobbleを知人からお勧めされたとのことで、当てがないのでついていくことに。

THIRD COAST KINGS
オレンジに向かう途中、ホワイトステージを通りかかり、そのまま吸い込まいました。そこで演奏していたのがこの人たち。他にも吸い込まれてくる観客多し。濃厚でいながら端正なファンクで、相当テクもありそうなんですが自己満足には走らずに観客をどんどん盛り上げていて楽しかったです。


熱かった!



Jah Wobble & Keith Levene – Metal Box In Dub

さて、友人がお薦めされていたこれなんですが、正直、書きづらいです。低音が凄まじ過ぎてスピーカーに近づけない。奏でている音も異様だったし、いったい何だったのかよく分からない。後から調べたら、PILのジョン・ライドン以外のメンバーでやってたんですね。現場にいたときは立ちすくむしかなかったです。

その後、少し時間が空いたので少し休憩。BOOM BOOM SATELLITESとMORITZ VON OSWALD TRIOは時間が被っていたのでどっちに行くか迷っていたのですが、MORITZ VON OSWALDが入院、残ったメンバーでの演奏と聞いてBBSに決めました。

BOOM BOOM SATELLITES
彼らのライブは初体験。

レコードで聴くと彼らの楽曲はかなり機械的な印象を受けるのですが、サポートメンバーとして入っている福田洋子さんのドラムがとんでもないビートをガンガン刻んでいて、ライブなりの肉体性を獲得していて格好良すぎました。衝撃的。

この映像で感覚は掴めます。



BEADY EYE

先日の武道館でのノエルと同じく、"Rock 'n' Roll Star"と"Morning Glory"というオアシス時代の曲で一番の盛り上がりをみせる。この兄弟にとってオアシスの呪縛は巨大だなあと改めて思いました。というか、お前ら再結成してしまえよ。
ノエルの場合"Supersonic"の新たな解釈を見せてくれもしたのですが、BDIの方はアレンジもそのまんまで笑えました。その割には歌うときにもたつきを見せていたりして、フロントマンとしては、リアムの方が不器用なところも含めて天然物の役者だなと思います。
ノエルとBDIの両方を聴いてみると、オアシスを構成していたものが分解されて見えた気がして、もう少し別行動しているのを見ているのも面白いのかなと思いました。案外、本人達もそう思っていたりして。

眉毛弟

OCEAN COLOUR SCENE

ほとんど話題に上がっていないのですが、思い出補正とか色々入っているローゼズを除くと、今回一番良かったのは彼らなんじゃないかと思います。BDIの後、ローゼズの前という時間帯でけっこう空いていましたが、ダイナミックかつ丁寧な演奏、サービス精神山盛りの有名曲ばかりで楽しかったです。いかんせん地味ですが、安定感ありました。







THE STONE ROSES
どこから何を書けばいいんでしょうか。"Second Coming"の頃に彼らを知って、もう17年も聴き続けてるバンドだし、フジにやって来たのも彼らを観るため。彼らの曲はB面曲も含めて全部歌えるし、メロディも歌もバンドの音もほぼ覚えている。わたしの音楽的な記憶の多くの部分を彼らは占めてます。

いや、もうぶっちゃけ彼らを見たら泣くと思ってたんですよね。しかし、あまりにもライブが素晴らしかったので自分の感情なんかどっかに飛んで行ってしまっていた。見終わった後は燃え尽きていて、しばらく経ってから本当に来て良かったなという気持ちが心の底から沸き上がってきました。大げさですが、17年も彼らの曲を聴き続けたのもこの瞬間のためだったのかなと思います。

歌が下手(これはいつものこと)だとか、演奏がまだ完全じゃないとか、色々な意見はあるわけですけど、そのためにマジカルな瞬間が降ってくるということはあるわけです。完成度の高さ故に予想の範囲から出てこないバンドも多いなかで、危なっかしさと美しさが絶妙なバランスの上に実現している。これは彼らだから実現できることですね。ファンの贔屓目もあるでしょうけど。

ジョン!
イアンの着てる服は1stのジャケット柄
落ちてくるレモン
レニー!
I am the resurrectionのアウトロ中、ブルース・リーのフィギュアで何かやってるイアン
フィナーレ。もう何がなんだか
友人が感極まって泣いていた

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