2011年12月8日木曜日

2011/12/08

今住んでいる家の近くには都内でも有数の大きな公園があり、そこに住んでいる人とすれ違うことも多い。近所といえば近所だけれども、同じマンションに住む住民の顔もよく知らないのと同じように彼らの顔も見えない。
彼らは時折単なる物体のように存在していることがあって、氷雨のなかで傘もささないでいるため濡れっぱなしで、おまけにサンダル履きのままベンチの上で動かないでいたりする。わたしは声をかけない。誰かが警察に連絡したりするのだろうかと思いながら会社へ向かい、帰ってきたときにはベンチの上には何も残っていない。

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